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『酒呑童子』
『酒呑童子』

 室町時代から江戸時代にかけて、多くの物語草子がつくられた。「酒呑童子」は。23の短編『御伽草子』に収められている。英雄伝説に分類される、有名な鬼退治の話である。酒 呑とはいつも酒を呑んでいることからつけられた。童子 とは年齢に関係なく、禿かむろ頭の神社に属する雑役夫のことをいう。源頼光(らいこう)と四天王(仏教の守護四神をいうが、転じて、ある集団の中でとくに優れた者をさす) の碓井定光・卜部季武・渡辺綱・坂田公時、そして藤原保昌の豪傑六人が、大江山(京都府北部)にすんでいる酒呑童子と呼ばれる鬼を退治しに行くのである。この鬼は、美しく若 い女性をさらっては食べている。昼間は人のようだが、夜になるとそれは恐ろしい姿に化けるのだ。見事な頼光ら勇者の活躍で、鬼の首はうちとられ、また都に平穏なときが戻ってきた。

● 作者プロフィール
絵:下村良之介 Ryonosuke Shimomura
1923年大阪市生まれ。43年京都市立絵画専門学校卒業。49年パンリアル美術協会結成に参加、以後62年を除き出品。58年ピッツバーグ国際現代絵画彫刻展(アメリカ)。59年中南米巡回日本現代絵画展。61年丸善石油美術奨励賞大賞受賞。65年サンパウロ・ビエンナーレ展。66年大谷大学幼児教育科肋教授、71年教授となる。82年美術文化振興協会賞受賞。85年欧米巡回現代日本画展。87年京都府文化賞功労賞受賞。88年画集『反骨の画人下村良之介作品集』が出版される。89年「下村良之介一鳥の歌、翔く形象」(O美術館)開催。同年、大谷大学退官。90年「下村良之介展」(刈谷市美術館)開催。京都市文化功労者となる。著作に『題名に困った本』『単眼複眼』がある。98年死去。

文:舟崎克彦 Yoshihiko Funazaki
1945年東京都生まれ。「ぽっペん先生」物語シリーズにて赤い鳥文学賞、路傍の石文学賞、「雨の動物園」にて国際アンデルセン賞、等。絵本のシリーズに「ボッケはべんりやくん」「マメずきん」シリーズ(絵・長新太)、小説に「黄昏クルーズ」「暗くなり待ち」などがある。

 

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